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「時をこえて届いた羽子板」

先日、幼稚園に一つの羽子板が届けられました。
持ってきてくださったのは、近隣にお住まいの男性の方。その羽子板は、なんと80年以上も前にご本人のお母様がお生まれになった際、祖父様が贈られたものだそうです。
それ以来、ご家族の大切な思い出として長い年月を経て大切に保管されてきたとのこと。

そのような大切なものを、子どもたちのためにと当園に寄付してくださったお気持ちに、心より感謝いたします。

羽子板は、昔から「魔除け」や「健やかな成長を願う縁起物」として親しまれてきました。
この羽子板にも、ご家族の深い愛情や、代々受け継がれてきた温かな願いが込められているのを感じます。

時代は変わっても、人の想いは変わらないものですね。
ものを大切にする気持ち、人とのつながりを大事にする心を、これからも子どもたちと一緒に育んでいきたいと思います。