2025年04月22日(火)
「命」と「心」を守る
「命は大切なもの」——大人にとっては当たり前のこの言葉も、幼い子どもたちにとっては、まだ少し難しいことかもしれません。
転んで痛い思いをしたとき、悲しくて涙を流したとき、友だちとのトラブルで心がざわざわしたとき……。そんな一つひとつの経験を通して、子どもたちは「命って何?」「心ってどんなもの?」ということに、少しずつ気づいていきます。
杉戸白百合幼稚園では、年間8回の避難訓練を通して、「命を守る」ことを繰り返し伝えています。火事や地震、不審者対応など、様々な想定で訓練を行うのは、「自分の命を自分で守る力」を、幼いうちから育てていくためです。もちろん、年齢に応じて、怖がらせることなく、できるだけ自然に体験できるよう配慮しています。
そしてもう一つ大切にしているのが、「心を守る」ことです。
子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、「悲しいね」「悔しかったね」「うれしいね」と言葉をかけながら、心がすこやかに育つよう、日々の関わりを大切にしています。命を守ることと同じくらい、心の安心を守ることが、子どもたちの健やかな成長につながると信じているからです。
これからも、命と心の両方に寄り添う保育を大切にしていきます。

「命」を守る、ダンゴ虫のポーズ! みんな、とっても上手です!!