img01   

2011年3月11日

2011年3月11日午後2時46分、いまだかって経験をしたことの無い大きな揺れに、恐怖より先に頭に浮かんだことは「子ども達を・・・」の思いだった。

子ども達は園庭で職員と共に元気に遊んでいる子と、バスに乗って帰る途中の子がいた。

園庭では日頃の訓練どおり園庭の中央に集まりダンゴ虫(頭を手で隠し体を丸める)に、職員は「先生達がいるから大丈夫よ。先生が守るから」等の声掛けをしながら、子ども達に寄り添い揺れの収まるのを待って、エントランスに避難した。

バスからも「安全な場所に止まり揺れが収まるのを待っています。全員怪我はありません」との連絡が直ぐに入った。それを受けて「園児は全員無事です」のメールを保護者に打ってお迎えに来ていただいた。

後日、バスの中でも園庭でも誰一人として泣く子がいなかったこと、子ども達を守るための冷静な判断と素早い対応に賛美の声をいただいたが、日頃の訓練の大切さと、職員の対応と声掛けの素晴らしさのおかげと改めて嬉しく思った。20日に卒園式を控えていたが、謝恩会を辞退しその代わりに義捐金を募り埼玉新聞に寄託した。

この鮮烈な出来事は、私の脳裏に焼き付き、つい最近のことのように鮮明に浮かぶ。9年目の3月11日は新型コロナと言う怪物に翻弄されているが、一日も早く収束をすることを願うばかりである。

今日あすなろで来ていた子ども達に避難訓練を行った。子ども達は9年前と同じように机の下に避難し、外で遊んでいた子はダンゴ虫になった。

この可愛い子ども達を守るために私達は何が出来るかを真剣に考えよう。